先月末から長らくダウンしていたが、サマソニの2〜3日前には完全復活。何とか、サマソニに参戦することができた。とはいえ、この暑さ、しかも病み上がりということもあって、午前中からガッツリ観戦というわけにもいかず、結局幕張メッセに到着したのは3時半だったか、4時ぐらいだったか。いずれにしろ、若手組のライヴはひと通り終了、すでにひと汗ふた汗もかいた人達でどこも溢れ返っていた。幕張メッセで観たいと思っていたお笑いコンビが出るかも?(ええ、オリエンタルラジオのことです) そう思って屋台村のような会場へ行くと、ヤンさんと何とかが出ていてしばらく終わりそうもない……し、何つってもDEEP PURPLEの時間が迫っているので、そそくさとマリンスタジアムへ移動。 マリンスタジアムの外野席を確保、ビールでも〜と思ったら、ちょうどDEEP PURPLEが登場。「Highway Star」「Smoke On The Water」「Black Night」といった名曲に痺れまくり。涙。ちなみに今回の来日メンバーはこんな感じ。イアン・ギラン(Vo)、ロジャー・グローヴァー (B)、イアン・ペイス (Dr)、スティーヴ・モーズ(G)、ドン・エイリー(Key)。意外と、彼らのサマソニ出演を知らない大人ロックファンも多かったようだし、次、また単独で来てほしいものだ。その次のSLIPKNOTは5年ぶり? 初来日の渋谷クアトロ公演は2日連続で(前座がMELT BANANAだったってのも興味深いでしょう? SLIPKNOTのメンバーは好きそうだな)、NYにいた時、ちょうどハロウィンの日にオペラハウスのようなコンサート会場で観たことがあったが(もちろん1人で)、あれから全然観ていなかった。余談だが、そのNYでのライヴの告知を兼ねて、かなりど派手に「みんな、仮装して来てね!」と書かれた広告が地元のヴィレッジヴォイス紙一面に掲載されていて驚いた記憶がある。おそらくそんな告知があろうとなかろうとコスプレして来る人達は多かっただろうが、実際にSLIPKNOTクローン、単なるハロウィン仕様、頼もしいくらいに十人十色で面白かった。ちなみに、ハロウィンでも何でもない日にマリリン・マンソンのNY公演を観に行くと、マンソンのライヴだけに観衆もまるでハロウィンさながらの格好だったっけ(笑)。さすが。で、SLIPKNOTを久々に観ると、彼らのマスクが若干変わっていて、しかも上等になっていたような。「やっぱり儲かってんだね?」と言う私に友人はこう返した。「アルバムごとに変えてるんじゃなかった?」。話はガンガン飛ぶが、SLIPKNOTはよく観衆に「トベ!」とか、「サワゲ!」といった日本語を言い放つのだが(確か、初来日時から)、英語では「手を挙げやがれ!」くらいの荒っぽいことを言っているのに、「コンニチワ!」とか、「アリガトウ!」「サヨナラ!」といった類いの日本語もよく叫んでる。日本語だけ聞いていると、メチャメチャ丁重なのだ。あんなオドロオドロしい格好をしてあんなヘヴィな音を投げまくっているのに関わらず、意外と礼儀のあるバンドじゃんか? そう思ったのは私だけだろうか。さて、トリのNINは、10年前はよく聴いていたもんだが、たぶん初目撃。『The Downward Spiral』、懐かしい。この作品に収録されている私のお気に入りの2曲を聴いて、スタジアムを後にした。しかし、いつの間にか坊主になっていたトレント・レズナーは何だかアクション俳優みたいな風貌だったな。外見と音楽のギャップが何とも。 2日目はWEEZERから参戦(厳密に言えば、お笑いの井上マーから←尾崎ネタの芸人)。「リヴァース(Vo)ってあんなに小ちゃいの? それとも 他のメンバーがデカいの?」。メンバーが小走りで舞台に登場してまず思ったのは、そんな素朴な疑問だった。が、演奏が始まると、ただただ彼らの甘酸っぱいメロディに身を任せるだけ。これがまた快感だった。こうしていろんなアルバムの曲をごちゃ混ぜで聴くと、やっぱり初期の方が好きかも?と思ってしまうが、いつの間にか出ていた新作をちゃんと聴いていないので、早いところ購入してみよう。彼らの有名すぎる名曲「Buddy Holly」はやっぱり盛り上がり方も違っていた。WEEZERと言えば、マット・シャープの存在も少し気になる。初来日公演を観に行ったthe RENTALSはどうなってるんだ?……さっきネットで調べてみたら、04年にマット・シャープ名義のソロ作を出していた。しかも、眼鏡はナシ、雰囲気もかなり変わっていたが、さて音はどんな風になっているんだろうか? トリのOASISのライヴが迫るにつれ、明らかに初日よりもスタジアムは外野席まで混雑し始めていた。席を確保できない、スタンディングエリアへも行けない人が続出、聞くところによると、場内に入れない人までいたんだそう。恐るべし、OASIS。私は彼らのライヴにそこまで興味がないので(96年くらいにリキッドルーム公演を観たことがあるし)、若い男のコ達に席を譲り、スタジアムを脱出してメッセへと走る。さすがにthe BLACK CROWESには間に合わないよな……と思いながら場内に駆け込むと、ちょうど最後の曲が始まった。ギリギリセーフ。『Amorica』が出た頃はよく聴いていったっけ。次は、その横の会場のLA'sへ。10年前に私が遊びでやっていたthe 45sというコピーバンドのメンバー(輩)がいつも「LA's ! LA's!」と言っていたのを思い出す。その横でまだME FIRST and the GIMME GIMMESが演奏していたので、またさらに移動。the BLONDIEの「Heart Of Glass」やthe BEATLES、ジョン・デンバーの「Take Me Home, Country Roads」なんかをゴキゲンにかましていてグッド。「君達、今から行けばOASIS はまだ間に合うよ〜」とか、観衆に向かってあれこれと冗談を飛ばしていたが、残念ながらキッズにはあまり伝わらず、若干やりにくそうにしている印象もなくなかった。でも、ステージのノリがまるでパンク版PHANTOM SURFERS(笑)。カリフォルニアのパーティバンドはゆる〜いノリながら、いや、だからこそビール飲みながら楽しめるバンドだった。 あれ、少しだけ書くつもりが、気づけばこんな文量に。あら、ランチも思いっきり飛ばして黙々と書いてしまった……私の場合、こういう積み重ねで1日があっという間に過ぎていく。しかも、物凄い勢いで書き殴り、話も飛びまくり。乱文失礼。この原稿を読み返してみると、女のコの姿が見当たらないことに今気づいた……UKの新人SUBWAYS(ベースが女のコで、彼女の美脚はちょっとした話題になっている)や今話題のMIAも、この機会に全部観ようと思っていたのだが、身体がついていかず。結局、観ることができなかった。機会があれば、その時にまた彼女達について書きます。
by shoutsistershout
| 2005-08-19 12:43
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